社内で環境ビジネスを立ち上げる
「自社でSDGsに取り組みたいが、何から始めたらよいのか分からない」「脱炭素、資源循環、生物多様性。キーワードは気になるものの、自社でどのように関わったらいいのか分からない」・・・今、自社のSDGsアクションに悩む企業・団体も多く見られます。
このような潮流を踏まえ、静岡県では、SDGsを実現する環境ビジネスに取り組みたい法人を対象として、自社で環境ビジネス/環境プロジェクトを立ち上げるための講座を開講します。
SDGsや環境ビジネスに精通した実務家を講師に迎え、すべて無料でご提供。
オンラインで気軽に受講できる基礎講座では、環境ビジネスの基礎から事業アイデアの生み出し方まで、実践事例を交えながら分かりやすく解説します。
Program
講座構成
①事業構想編
Startup Session
環境ビジネスの基礎、事業アイデアの生み出し方、事業構想への展開について、環境ビジネスの事業開発に専門知見を持つMBA教授に解説いただきます。
②実践事例編
Practice Session
静岡県SDGsビジネスアワードで受賞実績を持つ株式会社折兼様より、土に還るバガス容器づくり、事業開発の経緯、環境ビジネスの展望についてお話しいただきます。
③事業支援編
Advisory Session
社内で立ち上げたい環境ビジネスが一定程度の初期投資を伴うケースに向けて、金融機関から見た融資のポイントや活用可能な制度について紹介いただきます。
事業構想編
環境ビジネスの基礎、事業アイデアの生み出し方、事業構想への展開について、環境ビジネスの事業開発に専門知見を持つMBA教授に解説いただきます。
環境ビジネスの基礎
SDGs、脱炭素、資源循環、自然共生、生物多様性…
グローバルな目線で環境ビジネスの潮流をざっくりと概観した上で、「今さら聞けないSDGs」という原点に立ち戻りながら、そもそも環境ビジネスとは何なのか?について解説されます。
また、環境分野で取り上げられることの多い「脱炭素」「資源循環」「自然共生」「生物多様性」などのキーワードについても理解を深め、平易な言葉で全体像を把握できるようになります。
事業アイデアの生み出し方
0から1を生み出す価値創造型のビジネスデザイン
環境ビジネスと言えども、真面目に考え過ぎる必要はありません。御社の関心事に合わせて、自由に事業アイデアを生み出すことができます。
本講座では、事業を生み出すアプローチとして「問題解決型」と「価値創造型」という2つの考え方が紹介され、特に0から1を生み出すことに強みを持つ「価値創造型」のビジネスデザイン技法について解説されます。
社内で環境ビジネスを立ち上げる上で実践的な手法をご紹介いただく予定です。
事業構想への展開
超速で事業を立ち上げるリーン・スタートアップ
着想した事業アイデアを具体化していくためには、事業アイデアのビジュアル化を実践しつつ、社内でコンセンサスを得られるような事業構想に展開することが重要です。
そこで、超速で事業を立ち上げるマネジメント手法としての「リーン・スタートアップ」を取り上げ、構築-計測-学習から構成される一連のサイクルを活用しながら、御社の環境ビジネスに関する事業構想を描けるように解説いただきます。
環境ビジネスに精通したMBA教授が60分圧縮で解説
谷中 修吾
BBT大学大学院 経営学研究科 MBA 教授 / BBT大学 経営学部 教授
静岡県湖西市出身。ビジネスプロデューサー/クリエイティブディレクター。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻卒。外資・戦略コンサルティングファーム Booz Allen Hamilton にて、政府機関・民間企業の戦略立案・実行支援を経て現職。国内最大級の地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」を立ち上げ、超絶まちづくりの集合知を社会にシェアする取組を展開。地方創生分野において、内閣府、総務省、環境省、農林水産省、文部科学省で有識者を務める。 環境ビジネス分野では、環境省「グッドライフアワード」総合プロデューサー、環境省「地域循環共生圏プラットフォームの在り方検討委員会」委員、OECD(経済協力開発機構)農村イノベーション委員会のエキスパート委員などを歴任。慶應義塾大学SFC研究所 上席所員。世界30ヶ国を遍歴し、国内外の地域創生に専門知見を持つ。BBT大学では、2018〜2022年、経営学部グローバル経営学科の学科長として4年の任期を務め、在任中には世界初のアバター卒業式を実現。著書『最強の縄文型ビジネス』(日本経済新聞出版社)で、1万人のビジネスリーダーが選ぶ「TOPPOINT大賞」にてベストビジネス書として受賞。静岡県SDGsビジネスアワード及び静岡県SDGsスタートアップ講座で総合プロデューサーを務める。
実践事例編
静岡県SDGsビジネスアワードで受賞実績を持つ株式会社折兼様より、土に還るバガス容器づくり、事業開発の経緯、環境ビジネスの展望についてお話しいただきます。
土で分解されるバガス容器づくり
生分解性に着目して「サトウキビの搾りかす」を活用
2023年度、静岡県SDGsビジネスアワードにて優秀賞を受賞した株式会社折兼様より、土で分解されるバガス容器づくりの取組を紹介いただきます。
バガスとは、砂糖を作るためにサトウキビから糖汁を搾り取った後に排出される大量の茎や葉などの繊維質です。
そのバガスで作られた容器は土で分解されることから、大量に容器が使われる屋外イベント等において活用が期待されています。
社内における事業開発の経緯
環境ビジネスを生み出した舞台裏とは?
株式会社折兼様では、どのようにバガス容器づくりの事業が生み出されたのでしょうか?
社内で環境ビジネスを立ち上げることになったキッカケや、事業アイデアの着想に関する実話とともに、社内で事業開発を進める上でのポイント(うまくいった施策、事業推進における創意工夫、直面した課題に対する解決方法)についてお話しいただきます。
環境ビジネスの展望
民間企業の目線で考える公共性と事業性の両立
株式会社折兼様では、土に還るバガス容器づくりという環境ビジネスを推進していく上で、今後、どのようなロードマップを描いているのでしょうか?
事業の課題、成長性、意義などに関して率直な見解をお話しいただき、環境分野における公共性と事業性の両立について考えます。
民間企業の目線で環境ビジネスのあり方を考えるヒントにしてください。
バガス容器づくりを推進する実務責任者が登壇
服部 貞典
㈱折兼 広報・SDGs課 課長
2022年7月より、営業企画部 広報・SDGs課が新設、課長に着任し、自らバガス容器(サトウキビの搾りかす)の普及に取り組むとともに、小学校~高校における課外授業を積極的に実施。
また、スポーツチームとの連携により、エシカル消費への行動変容の実証実験を行うとともに、使用後のバガス容器の堆肥化などごみの排出量の削減、ごみの再資源化に取り組んでいる。
2023年度、静岡県SDGsビジネスアワード優秀賞受賞。
事業支援編
社内で立ち上げたい環境ビジネスが一定程度の初期投資を伴うケースに向けて、金融機関から見た融資のポイントや活用可能な制度について紹介いただきます。
環境ビジネスを支える金融機関が事業支援の情報を提供
融資のポイントや活用可能な制度とは?
新村 剛規
㈱静岡銀行 コーポレートサポート部 法人ファイナンスグループ長
静岡市(旧清水市)出身。明治大学政治経済学部卒業後、1995年静岡銀行入行。新宿支店、富士中央支店、東京支店、法人部、呉服町支店、大和支店、安西支店長、名古屋支店副支店長、法人営業企画グループ長を経て、2022年10月より現職。同グループでは法人向け投融資に関する商品・サービス等の施策の企画、推進を行っており、最近時は企業価値の向上と社会価値の創出に向けて取り組む取引先を支援するサステナブルファイナンスの推進も行っている。
Information
SDGsスタートアップ講座2024 @Zoomウェビナー
2024年10月15日(火)入室 14:50〜/開演 15:00~17:00
14:50 入室開始
15:00 オープニング/主催者挨拶
15:05 事業構想編
16:15 実践事例編
16:45 事業支援編
16:55 各種案内
17:00 閉会
<対象> 静岡県内に拠点を持つ企業・団体であれば、幅広く歓迎します(業界・業種は不問/組織の規模や法人格の種類は不問[法人格を未取得でも起業予定の方は受け入れます]/環境ビジネスに関する事業経験は不問)<参加費> 無料 ※要・事前登録
<参加方法>エントリー後、本番前日を目安に、主催者からZoomウェビナーURLをメールでお伝えします
Entry
静岡県主催「SDGsスタートアップ講座【基礎講座】」は、本講座の趣旨に賛同する企業・団体であれば、幅広く参加を歓迎いたします。
参加費は無料ですが、事前登録が必要です。以下のボタンをクリックしてお申し込みください。エントリー後、本番前日を目安に、主催者からZoomウェビナーURLをメールでお伝えします。
皆様のご参画をお待ち申し上げております。